なおきんぐさん

 私のDV加害行為により傷つけてしまった妻と2年間ほとんど話すこともなく、時には反対に妻から「家に帰ってくるな」、「気配を感じるだけで寒気がする」、「ずっと前から死んで欲しかった」等、傷つくようなことも言われたりして一緒に暮らしてきました。私としては、そんな傷つける言葉にめげず何とか妻に自分の気持ちを理解してもらおうとあらゆる努力してきましたが、だんだん妻の態度の耐えられなくなってきました。
 そこで私は、第3者を通じてもう一度自分の気持ちを伝えることと妻に自分との関係を考えてもらうのを目的として、自分の方から離婚調停を申し立てました。しかし調停は、1回目の時に調停員の方から「離婚について合意ができました。次回は条件面について話し合いましょう。」ということを言われ、自分の思惑とは違う方向へ行ってしまいました。
 開き直った(?)私は、ある日思いきって妻に話しかけました。約30分ほど話し合いをすることができました。2回目の調停に向けて、どうするのっていうのを話のきっかけに、自分が本当は離婚したくないこと、離婚しても子育てと仕事の両立は難しいことので妻の協力が必要なこと、そして何より離婚すれば、今の生活を失うことになり子供たちに大きな負担をかけることなどを話しました。妻の方も離婚調停に何らかの刺激を受けたのか、最近前向きな気持ちになっているようでした。そして、とりあえず子供たちが成人するまでは、父母として協力していこうということになりました。
 私としては、うれしい限りです。話し合いの後妻から送られてきたメールを紹介します。
『今、話をして、気持ちがとても楽になりました。以前(恋愛期間のような)感情をあなたに持つことはもう無理だけど、子供たちのためなら、そして私のこの無秩序な生活態度を無視してくれるなら、仮面夫婦でも続けていけると思います。ワガママを許してくれているのは本当にありがたく思っていましたから。お互い、これからの人生を楽しみましょうか(^^)v作り笑顔になると思うけど、挨拶もちゃんとするように頑張ります。では、おやすみなさい。』これで、妻が本当の自分を取り戻したわけではありませんが、少しずつでも前向きになっていってくれたらと思います。そして妻の回復に自分の存在が役立てるようになれたことをうれしく思います。
 今はまだ「仮面夫婦」かもしれませんが、いつか本当の夫婦とお互いが言えるように、妻と共に協力して行きたいと思います。仮面がとれる日を夢見て。

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