なおきんぐさん

妻への手紙:保護命令が終わるときに妻に送った手紙を公開します。
 先日は電話で話しましたね。電話で話するのは2回目でしたが、電話で話すのは自分の気持ちや考えを伝える
のは非常に困難であると改めて認識しましたし、電話が終わった後も自己嫌悪に陥って立ち直るのにも時間がかかるということもありました。そういうことで手紙を使って話し合う方がお互いに負担にならないのではないかと思い、手紙を書かせていただきました。
 はじめに、今回別居することになりしんどい状況の中で子育てに対しても何の助けもできなく、あなたに不自由な生活を強いているのは本当に申し訳なく思っています。また理由はどうであれ、長年にわたる私からの暴力や暴言であなたの気力を奪い、また心を深く傷つけたことは事実であり、心から謝罪致します。
 私は去年の8月の初め頃から、つまり自分がDVの加害者であるということを認識してから、自分自身を見つめなおし、暴力に頼らない生き方つまり自分の感情や気持ちを暴力や暴言を使わずに表現できるようになることを目指して様々なことに取り組んできました。ここ何年か本も読んだことがなかったですが、そういうことに関する本を何冊も読みました。また大阪YWCA主催の非暴力学習会やメンズサポートルーム主催のワークショップや教室にもすべてに優先させて(もちろん仕事よりも)参加しました。その他、カウンセリングも何回か受け、自分の行っていることが間違ってないかどうか確認しながら、この半年あまりを過ごしてきました。もちろん最初は、突然の別居生活による戸惑いによって仕事に対する意欲の低下など、つらいこともたくさんありましたが、ひとりでいることによりいろんなことに気づくことができてよかったと思っています。
 3月初めで保護命令の期限が切れるということですが、電話でも話したように保護命令の期間を延長するしないは、僕には選択の余地はありません。しかし保護命令があることにより余計に追い詰められているような気がして、お互いの気持ちや状況を理解していく上での妨げになっているよう気がします。電話で話したときあなたの周りに保護命令の延長を勧める人がいるという話がありましたが、その話は僕の心を苛立たせることでありましたが、あなたに対しても不安を与えたのではないでしょうか。電話では、はっきりと言えませんでしたが、保護命令の期限が切れれば当然僕からあなたに対してのアプローチも可能になりますが、それによってあなたの気持ちを無視した行動をすることは絶対にないということを約束させていただきます。
離婚に際し私の気持ちの中で気になっているのは、子供たちとの関係です。現在子供たちと半年以上会えない状況であるし、子供たちとの関係もあなたからの話を聞くところでは、決して良好ではないと思います。
でもそれは私が、今まで子供に対し怖い威厳のある父親であろうとした結果であり、自業自得と言われてもしかたがないと思います。ですが、今後子供たちとの関係このままにしておくと私自身も父親としての責任が果たせないし、子供たちの成長にとっても不幸なことになるのではないかと考えています。そこでまず子供たちとの関係を修復して、子育てに関しては親としてお互い協力していけるような関係ができるようになれば、離婚についても前向きに考えられるのではないかと思うのです。できれば子供たちと何回か会わせてもらって良好な親子関係を築けるように協力していただきたいのです。でもいきなり子供たちに会わせろ言っても私に対していろいろ不安があると思いますので、「日本家族再生センター」では、”ビジテーションサービス”といって当事者すべてにとって安全な(不安のない)面接交渉のサポートをされているので、一度あなたの方からも連絡して相談していただいたらと思います。費用はすべてこちらで負担したいと思います(交通費も含めて)。もし「日本家族再生センター」に相談できないのであれば、私の方から家庭裁判所に面接交渉の調停の申し立てを行いたいと思います。以上よろしくお願いします。これから季節も良くなっていきますが、あなたの体調も上向いてくることをお祈り致します。

Print Friendly, PDF & Email

あわせて読みたい